きちんと嚙んでいますか?

  • 2011.10.28 Friday
  • 10:21
現代人は嚙む回数が減っているといわれています。古代から現代の食事を復元し、咀嚼回数を測定した実験があるのですが、現代の食生活では咀嚼不足になりやすいことがわかっています。
例えば、弥生時代には、ハマグリの潮汁・くるみ・くり・鮎の塩焼き・カワハギの干し物・長芋の煮物・もち玄米のおこわなど、約51分の時間で3990回、平安時代では、ブリとアワビの煮物・カブ汁・大根のもろみ漬け・ご飯などで約31分で1366回、鎌倉時代では、玄米おこわ・イワシの丸干しなど、約29分で2654回と嚙んでいて、昭和初期までは1420回嚙み、約22分間、1回の食事にかかっていました。現代においては約11分で620回程度という実験結果でした。
では、どうして嚙むことが大切なのでしょうか?食べ物を口にいれると歯で噛み切ったり、上下の歯ですりつぶしたりします。これを咀嚼といい、唾液分泌を高めてくれ、唾液が小さくなった食べ物と混ざり滑らかになるので飲み込みやすくなります。この飲み込むことを「嚥下(えんげ)」といいます。
そして、この時に使われる筋肉を咀嚼筋(そしゃくきん)と呼び、細胞中にエネルギーを生産する器官であるミトコンドリアを多く含むので持続的な食べるという運動を可能にしています。又、顔の表情筋や頭部の筋肉も連動して働いています。側頭筋というこめかみ付近にある扇形の筋肉で口を閉じたり、あごを後方に引く時に働きます。咬筋という歯を食いしばった時にあごの外側で硬くなる筋肉は硬い食べ物を噛み砕くときに働きます。他にも、外側翼突筋(口を開くときに働く)や内側翼突筋(下のあごの骨を左右に動かすのに働く)がありますが、咀嚼は、他にも脳を刺激する・感覚の反応を高める・消化吸収をよくする・誤嚥性肺炎(口腔内には多種多様の細菌がすんでいて、病気や加齢などにより飲み込む機能や咳をする力が弱くなると、口腔の細菌や逆流した胃液が誤って気管に入りやすくなり、その結果、発症するのが誤嚥性肺炎です)の予防をしたりと全身の健康に関わっているのです。なので、食物を食べる時はゆっくりよく嚙んで食べるようにしましょう。
次回は、唾液のことについてもうちょっと詳しくお伝えしたいと思います。



自然正体
ふくおか正体所(福岡)
福岡市早良区田隈3−51−7−101
TEL092(864)6887
携帯080−5241−9367
所長 飽田謙二


自然正体
さが正体所(佐賀)
佐賀市川副町南里1194-12
TEL0952(97)8317
所長 飽田謙二


見る 人気ブログランキングへ応援お願いします

ラムゼイハント症候群(顔面麻痺)

  • 2011.10.09 Sunday
  • 12:40
17才・・女性・・・学生

当院へ来られるまでの経緯

8月初旬、頭痛が酷く、耳の奥が痛い、耳鳴りが酷い。右側ののどが痛い。

8月14日 病院にて受診する。

      夏風邪と診断される。

その後、舌にヘルペス。

次の日、右顔面がおかしい。右側顔面麻痺があらわれる。

8月19日 別の病院を受診。

      ラムゼイハント症候群と診断される。

そのまま、入院。・・・・・

 ステロイド治療・・・・1週間

 入院中も顔面麻痺症状はひどくなる。

 入院10日目・・麻痺は回復せず退院・・・投薬に。

病院の先生曰く・・・

  「50〜60%しか回復しないでしょう。麻痺は残り完治はしないでしょう」
   
   とのこと。

お母さんは、その言葉を聞き、この子を絶対に治してやる。あきらめない。

と思われたそうです。

ここまでが、当院へ来られるまでの経過です。

その後、8月30日 当院へ来院。 

右顔面は麻痺状態で、目の開け閉めが出来ない、口が左にゆがむ。

当日 治療・・・

 治療中ずーっと、患者さん目を見開いて、私を見ている。

 お母さん・・・

  「先生、すみません。先生の顔をずーっとみてて、治療がやりにくいでしょ。」

 私・・・

  「いえいえ、若い女性に見つめられるのは、悪い気はしませんよ。」 

  なにをされるのか心配だったんだな ・・・・・・・・・・・・・・・

治療後・・

 僅かに麻痺がとれ、右顔面が少し動き出す。

 患者さん・・・

 「わー・・動く、うごく」

9月10日・・2回目 

口が左右同じように動くようになり、笑いエクボが出来るようになる。

 目はもう少し、コントロールできない。

9月24日・・3回目 

 目も口も眉も左右変わりないほどに動きが回復。

 9月12日に、病院に受診したとのこと。

 お母さん・・・

  「先日、病院に行き先生に診てもらってらビックリされて{おーすごい、

   退院して2週間なのに}と言われました。で、整体に言って治してもらいましたと

   はっきり言いました。今度受診したらラムゼイハント症候群の患者さんに

   先生の整体院を紹介するようにいっときます。」(笑) とのこと。


10月8日・・4回目 

右顔面麻痺なし。

 普通の状態にもどる。ここで、施術終了。

 顔は女性の命・・・

 17才という今から青春を謳歌する時期に、麻痺が残らなくてよかった。

自然正体
ふくおか正体所(福岡)
福岡市早良区田隈3−51−7−101
TEL092(864)6887
携帯080−5241−9367
所長 飽田謙二


自然正体
さが正体所(佐賀)
佐賀市川副町南里1194-12
TEL0952(97)8317
所長 飽田謙二



見る 人気ブログランキングへ応援お願いします






 



皆さん、お米を食べていますか?

  • 2011.10.03 Monday
  • 17:10
皆さん、お米を食べていますか?

皆さん、ご存知ですか? 昔の小柄な日本人のほうが 大柄な現代人に比べるとはるかに病気になる確率が低い・・・という事を。
戦後、確かにパンや乳製品、肉や卵など動物性食品をたくさん食べるようになり、骨や筋肉が大きくなって身体が大きくなりました。しかし、内臓の大きさは戦前からほとんど変わっていないのです。何千年、何万年もかけて大きくなったのなら問題ではないのですが・・・内臓は60年あまりで急速には大きくなれません。なので、現代人の内臓は昔に比べて働き過ぎているのです。
また、成人病と言われていた病気が子どもに増えてきて、今では生活習慣病と呼び名が変わりました。もともと、お米を食べる伝統的な食生活を送っていた日本人は、多量のパン用小麦粉・乳製品・卵などたくさん処理する能力の遺伝子を持っておらず、日本人の体内での処理能力が超えてしまってアレルギー等を起こしているようです。よって、お米は古来から続いている食べ物で日本人には害が少なく、食物アレルギーの原因となる頻度はとっても低いのです。
そして、以外ですが、何よりお米はアミノ酸バランスがとてもよく、疲労回復の働きを持つビタミンB1や老化を防止するビタミンEも多く含まれています。夏で気温の高い暑い日はなかなかお米を食べる機会が少なくなりますが、ご飯をよく噛むことで免疫も上がりますのでぜひ食してください。
特にスポーツをしている方や子どもたちの持久力をあげるには、お米が1番だといわれています。

自然正体
ふくおか正体所(福岡)
福岡市早良区田隈3−51−7−101
TEL092(864)6887
携帯080−5241−9367
所長 飽田謙二


自然正体
さが正体所(佐賀)
佐賀市川副町南里1194-12
TEL0952(97)8317
所長 飽田謙二



見る 人気ブログランキングへ応援お願いします

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< October 2011 >>

selected entries

categories

archives

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM